車を購入するときにカーローンを利用する方も多いと思います。
しかし、その際に行われるカーローンの審査では、年収や職業などの属性、他のローンの借入状況などのチェックがあり、ローン契約をした場合にその返済能力有無が問われます。
それには年収に対して申込額が適正であるかなども重要な要素で、申込金額の割には年収が低かったりするとローン審査が合格とはなりません。
合格するつもりで月極有料駐車場などを確保していると無駄な出費をするはめになります。
そのような失敗をしないために、カーローンの審査が不合格になる原因を知り対策を立てましょう。
1,収入の割には申込み金額が大きい
ローン審査では、年収に対して借入れできる割合(返済負担率)を基準に、申込金額が適正であるかチェックされます。
返済負担率は年収の3分の1が目途とされ、その比率を超えた申込金額だとローン審査に合格することは難しくなります。
それが原因で審査に落ちて、その後に再審査する場合は、頭金を多めに準備する、車種や対象車両のグレードを落すなど、申込金額が少なくなるよう見直すことが重要です。
年収が100万円しかないのに1,000万円の高級車を選んでも、ローン審査には合格しません。年収と車両価格のバランスが必要です。
2,勤続年数が短い
会社員などが、ローン契約で安定した収入があると認められるには、一般的には勤続年数が1年以上の場合とされています。
そのため、勤続年数が1年未満の場合は、1年以上経過してから再審査を受けるのが良いでしょう。
また、フリーランスや個人事業主、アルバイト、パートなどの場合は、安定的な収入があるとは見なされないので、ローンを契約すること自体が難しくなります。
3,他に借入れや債務歴がある
すでに金融機関からの借金ある場合は、カーローンの申込金額を含めた合計金額が、返済負担率である年収の3分の1を超えていないことが重要です。
また、クレジットカードのキャッシングの有無やカードローンを契約している場合は、次際に利用していなくてもカーローンの審査に影響しますので利用していないのなら解約しておきましょう。
加えて、過去5〜10年以内で支払いの延滞や遅延、自己破産などの債務整理をしている場合は、信用情報機関(CICやJICCなど)にその記録が残っているのでローン審査に通るのが難しくなります。
このような自分記録が信用情報に掲載されているか確認したい場合は、信用情報機関へ情報開示を請求し確認することが可能です。
3,審査が易しいローンを選ぶ
カーローンは、銀行や信用金庫が提供するマイカーローンがあり、金利が安い代わりにローン審査は厳しいのが特徴です。
一方ディーラーが提供するカーローンは金利が高いためですが比較的審査に通りやすいとされています。
ローン審査に合格したいのなら、多少金利が高くなっても、審査の厳しいカーローンは避けて通りやすいほうを選ぶことも大切でしょう。